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2012/06/05

ビーチ・ボーイズのニューアルバム発売!!

デニスとカールが亡くなってしまった今、いくらブライアンが元気になったからといって、もはやThe Beach Boysのニューアルバムなんか期待出来ると思ってなかった。

だけど先行シングルを聴いてガツンとやられた!
苦痛に満ちた、ねじれたThe Beach Boysも大好きだったけど、それを今更やるのも変、またいい年して能天気なパーティーソングやるのもアホっぽい。そんな微妙な立ち位置にいる彼らが、爽やかでノスタルジー溢れつつどことなく過ぎ去った年月の悲しみを感じさせてくれる絶妙な音楽を奏でている。
素晴らしい。
シングルと同名のタイトル”That's Why God Made the Radio”って、これしかないってキャッチーな言葉だよね。

邦題サブタイトルは「神の創りしラジオ」だけど、僕ならさしづめ「何故、神は我らにラジオなるものを与えたもうたか。それはビーチ・ボーイズに出会うため!」と言うね!

先行シングルで「イマジネーション」の音作りに近いといったけど、やはりその通り、ジョー・トーマスが曲作り、録音に全面的に協力している今回のアルバム。
多くの喜び、悲しみを乗り越えて来たおじいちゃん達がもう一度音楽を創るならこの音しか無いんじゃないか、ってほのぼのハッピーで切ない感満載。

今年の夏はこれで決まりだね。



日本盤は「恋のリバイバル」再録のおまけ付き。僕はボンビーなので輸入盤ですw

2012/05/08

The Beach Boys最新ライブパフォーマンス3曲!

奇跡の最新アルバムの期待も高まるThe Beach Boysの最新ライブパフォーマンスがNBC.comのLate Night with Jimmy Fallonで公開されたよ。
ちょっと歌やハーモニーがあやしいけど、おじいちゃん達ごきげんそうでなによりです!
先攻シングルThat's Why God Made The Radioが僕の期待半分・不安半分の斜め上をすっとんでいくようなゴキゲンなチューンだったのでアルバムは素晴らしいに違いない。

ライブパフォーマンスはその最新シングルと、名曲In My RoomとWouldn't It Be Niceの3曲。

それにしても、ブライアン完全復帰のビーチ・ボーイズが観られるとはなあ・・・。

2011/12/24

Gillian Welch、ニューアルバムのジャケットを活版で作るの巻

年の瀬に、YouTubeにすてきなドキュメントクリップがあるのを知った。
Gillian Welchが今年のニューアルバムのジャケットを活版で作っていて、その様子らしい。
音楽も相まって素敵感満載なクリップ。



The Harrow & The Harvest - Making of the Album Cover

2011/04/14

ギタポ好きはLove Letter To Japan



今度の東日本大震災の復興支援でいろいろなチャリティがあるけど、ギタポ好きはこれ!っていう決定打はこのグラスゴー・アーティストが集結したアルバムだよね。
4/11から一ヶ月限定のDL。8ユーロってことは千円弱くらい?ファイル形式もmp3始め数種選べる。

2011/04/08

【書評】ブルース・ピープル

ブルース・ピープルと言ってもブルースは通低音としては響いているが、そのものの話は1/3もない。どちらかと言えばジャズ中心。
アメリカ黒人が歴史的に置かれてきた立場から生まれたブルース衝動/表現が拡散していく過程の物語。

ブルースとは形式ではなく、個人が社会から孤立したところに生まれる言葉であり、感情であり、叫びであるということ。

その条件が整ったのが、伝統から切り離された新世界であり、資本主義であり、自由主義であるアメリカに奴隷として連れた後に、解放されたアメリカ黒人であるということ。あらゆるものからの断絶・孤立。

常に社会の枠から阻害されていく個人の感情としてのブルースは今や世界のどこでも見いだせるのではないだろうか。

2011/04/02

【超訳】Everything Flows - Teenage Fanclub

翻訳は直訳的で日本語としても読めるものが一番素晴らしいと思うのだけど、それはもう選ばれた才能の超絶的技術を持ってしか出来ることではないと最近感じている。とすると、その次の選択肢として有りうるべき翻訳として、下手な直訳より意訳/超訳をもっと評価・実践すべきだなあと思うようになった。だけど、見渡してみると下手な直訳の方が全然幅を聴かせている気がする・・・。

ネットの普及でこれだけ英語や翻訳が溢れかえっていて、スキルとしての英語力が求められ、それが出来る人もたくさんいるだろうに、英語オール2の僕が理解出来ない日本語翻訳が未だに多すぎるなあと思う。僕は英語力だけでなく、日本語力も低いのだろうかと思ったり。

まあ、言葉、語り口は人の数だけあって良いし、正解などないかとも思うので、自分自身でもいろいろと意訳/超訳してみることにした。

今回はTeenage Fanclubの代表曲、Everything Flowsを超訳してみた。出回っている数種の訳とは全く違うので、僕が根本的に間違っているかも知れないけど、音楽と合わせて僕にはこんなニュアンスに聴こえたと言うことでお手やわらかに。



僕らどんどん年齢をとっていくけど君は変わらないね
僕が気づいていないだけかな
そんなこといつもちょっとだけ、思い悩んだりするんだけど

どうやったらいいのかとか、どうなったらいいのかって事が僕には全くわからないんだ

向かい風に吹かれているように、前に進めなくなってきたみたい
それでも僕だって少しはどこかへ向かおうとはしているんだけど

どうやったらいいのかとか、どうなったらいいのかって事が僕には全くわからないんだ


2010/12/26

scheme

先日、野球をやっていて右足を骨折してしまった。
まさか自分が骨折するとは考えてもいなかった。油断があったのかな?

まあ、それは仕方ないとして、足をギプスで固定して下につけては行けないとなると、思った以上に行動が制約される。
曲作りといっても、部屋のあちこちに散らばっている楽器を持ってきて接続してなんていう手間をかける事が困難。

かと言って、本読むとか音楽聴くとかしかやれること無いし、こんな時だからこそ、曲でもでっち上げておかないとと思い、今回は途中まで作っていたリフを引き伸ばして、テキトーな歌を入れて一曲に仕上げてみた。

GBUCMUSICK TRACKに音源は上げてあります。

2010/11/29

Moon on the hill(mp3)

久しぶりにバンドフォーマットのデモ音源を作成した。
いつもながらのテキトーぶりだけど。
曲は前のPostに歌詞を書いた「Moon on the hill」。

相変わらずの我流ギターロックだけど、今回の目玉はベースがフレットレスを使っていること。

とりあえず、GBUCPosterousMyspaceMUSIC TRACKにアップしてみた。

2010/10/26

Kool & The Gang - Joanna



寒くなってくるとロマンティックな音楽が聴きたくなるな〜。

2010/05/23

RideのTarantulaがGrand Funkインスパイアな件

Rideのラストアルバム「Tarantula」は大名盤だとずっと思っている。
90年代、シューゲイザー一派として英国から出てきたバンドがストレートなギターロックに回帰。
バンド内部は既に崩壊状態で、渋すぎるくらい渋いんだけど、いくら聴いても飽きのこない豊かな味わいのロックを残したんだ。



このアルバムジャケットもぶっきらぼうで大好きなんだけど、米国の70年代バンド、Grand Funkの「We're An American BAnd」内ジャケ?インスパイアなのに今更ながら気がついた。


拳銃を持っているか、指を指しているかの違いはあるけど、ど真ん中の王道ギターロックを目指した内容といい、きっとこのジャケットはGrand Funkへのリスペクトだったんだ。


でも音楽が不思議なのは今も昔も「王道」と形容される音が、音楽シーンの「王道」であった試しはないということ。




2010/05/19

The Coralニューアルバム発売とタイトルトラックのフリーダウンロード

The Coralのニューアルバム「BUTTERFLY HOUSE」が7月12日にリリース、シングル「1000years」は7月5日にリリース。これらに先駆けてタイトルトラック「BUTTERFLY HOUSE」がオフィシャルサイトからmp3でフリーダウンロード出来る。メーリングリストに登録が必要だけど。

ということで。
早速ダウンロードして聴いたけど良いね〜。
コーラルにしてはかなり爽やかで大きな展開の曲調、バーズ的なコーラスたっぷり、S&G的なフォークロックな始まりから語りも入って後半のオルタナなギターソロまで、基本にはコーラルの持つレトロ感漂いつつも60年代からの50年間のロックを咀嚼しつくした上での表現。その音世界は豊穣としか言いようがない。

アルバムが楽しみ。

(写真はニューシングルのジャケ)


2010/01/02

2009年、CDマイベスト5

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

2009年は新譜CD何枚買ったのか数えてみたら結局14枚だった。これが多いか少ないかは人によるだろうけど、最後の追い込みで少し増えたという感じw

ちなみに旧譜&中古CDは5枚だった。

最近は図書館で借りて聴くことがほとんどなので、かなりいろいろ聴いているのだが、買ったのはこんなもんらしい。

というわけで、この少ないリストの中で2009年俺的10枚を選んでみようと思っていたのだけど、あまりにも少ないので選出は5枚にした。順位は以下の通り。

1、プリファブ・スプラウト/Let's Change the World with Music
Let's Change the World with Music
以前製作を断念した幻の作品が奇跡的に2009年に出たというそれだけでも感涙ものなのに、甘酸っぱいメロディーの奔流は唯一無二のプリファブ印。打ち込みや過剰なアレンジで塗込められてこそ、ロマンティック過ぎるメロディーと歌唱が調和されて切なさ倍増になるというプリファブの不思議。号泣物の傑作。

2、高野寛/Rainbow Magic
Rainbow Magic
高野寛は昔は集めていたんだけど、器用貧乏というか、いろんなサウンドを取り込みすぎて結果ありきたりなポップスになってしまったようで、しばらく聴いていなかったんだけど、新作はマジカルポップな高野寛が帰ってきたというくらい凄い。ポップスじゃなくて、ポップなんだな。おいしいメロディーに溢れている。これも過剰の美。

3、100s/世界のフラワーロード
世界のフラワーロード(DVD付)
100s、というか中村一義もマジカルポップが戻ってきているよ〜。歌詞世界も自分と他者と世界の距離感が開いてた近作より、ぐっと近づいてきたように感じる。これもポップ爆発のゆえか。

4、トラッシュキャン・シナトラズ/In The Music
イン・ザ・ミュージック
トラキャンはもう美しすぎます。美しさに説得力があるんだな。来日行くよ。

5、ユニコーン/シャンブル
シャンブル【初回生産限定盤】
ユニコーン奇跡の復活。昔の音に戻らない、今やりたい音をやる潔さが良し。でも確実に以前のバンドの延長線上にあるのが感じられる。スプリングマンでは消えていたバンド感があるんだな。


次回は、last.fmのリストから2009年よく聴いたアーティストをやろうと思う。


2009/12/31

8tracksで遊ぶ大晦日

何となく8trackで遊んで2009年最後の日を迎えてしまった。

そういえば、2009年は新譜を10枚しか買わなかったが(ビートルズリマスターBOXは除く)、その10枚から2009年俺の10枚を今度ブログに書こう。



2009/11/08

日本の俺の十枚

1、加川良/教訓
2、友部正人/にんじん
3、はっぴいえんど/はっぴいえんど
4、大滝詠一/A LONG VACATION
5、バービーボーイズ/3rd.BREAK
6、ユニコーン/PANIC ATTACK
7、フリッパーズ・ギター/カメラ・トーク
8、ピチカート・ファイブ/女性上位時代
9、サニーデイ・サービス/サニーデイ・サービス
10、中村一義/金字塔


う〜ん、難しいな。

inukenさんのロマンチックホテルpoorgooさんのPOP LIFEにおける「日本の俺の十枚」に触発されて、俺的「日本の俺の十枚」を選んでみたんだけど、絞り込むのは悩ましい。何よりやってみたらみたで、面白いリストになっている訳でもないような気がするし・・・。

選考基準は自分のリスナー歴の中で大きな影響を受けた順(だいたい)。

ヒットチャート好きだった僕が、ディープな世界に入っていくきっかけが叔父が所有していたLP(1、2)。ニューミュージックじゃない、フォークの世界にしびれた。
そこからはっぴいえんど関連にはまる(3、4)。
同時代のロックで衝撃を受けたのが5。歌世界はもちろんだが、抜いたギターワーク、おしゃれなファッション、ソングライティングはギタリストという全てが新鮮で格好良かった。ここまで中学時代。

6は「服部」以降の実験性満開は大好きだけど、その前のこれ。普通のポップロック然としているけど、バンドブーム全盛期でバンドがアイドル化していた時代、デッドな音作りにこだわりを見せ始めて、この時点でなんか浮いていたし、ただものじゃないと思った。

7、8は日本語ポップ&ロックでのカッコいい文学調の歌詞(翻訳調とも言える)が可能であり、海外と同時代でリンクする音作りが可能であるということに、衝撃を受けた。

9、10は「あ〜こういう表現がやりたかった!」って自分が漠然と思いつつ出来なかったものを、同世代や若者にやられた尊敬と羨望。

どの盤も未だに聴くと涙出るくらい好き。
でも、これだけで無人島に行けるかというと、「あれも捨てがたい、これも捨てがたい」となる欲深い僕。

それにしても、あんまりカッコいいリストじゃないな〜。






2009/11/06

Ry Cooder @ Nick Lowe - Little Sister [2009]

11月5日(木)、JCBホールでのライ・クーダー&ニック・ロウのライブ観に行ってきた。
じい様達の名人芸を堪能したよ。アメリカン・ミュージックの達人の演奏や立ち振る舞いは音楽も芸能であり、その道の名人というものが存在することを嫌というほど思い知った!最高にご機嫌なライブだった。

映像はリバプールでの映像。youtubeにこのツアーの模様はたくさんアップされているね。
Ry Cooder @ Nick Lowe - Little Sister [2009]

2009/09/13

ザ・ビートルズBOXを購入した。

B002FVPL9Mザ・ビートルズ・ボックス
ザ・ビートルズ
EMIミュージックジャパン 2009-09-09

by G-Tools


ザ・ビートルズBOXを購入した。

ビートルズは僕が中学生(80年代)の頃から聴き始めた。当時はアナログレコード末期だった。ステレオ版LPがメインでちょうどモノラル再発LPシリーズが出るころかな。
中学生でわざわざモノラルを買うほどの好事家ではないので、お小遣いを貯めてはステレオLPを集めていた。だけど家にあったのは安物のLPプレーヤーだったし、カセットテープ全盛期で、近々CDなるデジタル・オーディオに録音物のフォーマットが変わるという話も聞こえてくる、そんな境目の時期だった。だからどのフォーマットでビートルズを揃えれば良いかということで、悩んでいたというのもあり、コンプリートには全く至らなかった。
結局、LPで所持しているのは「バラッド」「ラバー・ソウル」「サージェントペパー」「アビーロード」だけ、それ以外は殆どカセットテープで持っていた。

今回のリマスター前のビートルズのCDも若干持っているが、積極的購入では無かった。ビートルズのCDがリマスターされる必要があって、いつかされることは周知のことだったので、それを待っていたんだ。それにしてもずいぶんと長い間待たされたものだ。


ステレオとモノラル2種はさすがに手が出ない。
初期のアルバムは確かにモノラルを前提に作られているのだから、モノラルで聴くべきだとは思うのだが、全オリジナルアルバムを一括購入出来るステレオBOXに絞るしか無い。この日を待って、ビートルズのCDを買い控えていたんだから。


そして、ようやく届いたBOXセットはなかなか重厚で良い。化粧箱もしっかりと作ってあるし、紙ジャケやCDラベル、ブックレットも丁寧な作りだ。何より、ビートルズのオリジナルアルバム13枚とアルバム未収録曲集「パストマスターズ」が同じ仕様で全部手元にある喜びといったらないな。

問題は聴く時間なのだけれど・・・

せっかくなので、しばらくは発売順に聴き込んでいきたいと思う。



2009/09/10

パステルズ&テニスコーツ

トゥー・サンセッツトゥー・サンセッツ
ザ・パステルズ

曲名リスト
1. Tokyo Glasgow
2. Two Sunsets
3. Song for a Friend
4. Vivid Youth
5. Yomigaeru
6. Modesty Piece
7. About You
8. Boats
9. Hikoki
10. Sodane
11. Mou Mou Rainbow
12. Start Slowly So We Sound Like A Loch

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by G-Tools



グラスゴーのパステルズと日本のテニスコーツのコラボアルバム。
白昼夢のような奇妙にゆがんだ静けさ/美しさに溢れる音像の中を、日本語と英語が入り交じる、まさに夢のコラボレーション。
すてきな世界。

2009/08/25

満月の夕~90’s シングルズ


「満月の夕」、ソウルフラワーユニオンの代表曲であり、スタンダードソングだと、ソウルフラワー周辺では見なされている曲だけど、一般的な知名度はどの程度なんだろう?阪神淡路大震災の時にソウルフラワーの面々が被災地で演奏活動を繰り広げ、人々を勇気づけたとのこと、関西方面ではスタンダードナンバーとなっているのだろうか?
ともかく、僕はこの歌は何度聴いても胸が熱くなる名曲だと思う。ヒットチャートを賑わしたかどうかとは関係なく、スタンダードになる歌というものは存在するし、それは一度聴いただけで、歌詞やメロディーや歌唱や演奏に込められた情感が際立っている。一人歩きする力を持つ。「満月の夕」もそんな曲の一つだと思う。
実は僕が「満月の夕」を聴いたのはヒートウェイヴのバージョンが先だった。その時、すでに素晴らしい曲だと感じた。その出会いに至る前、ニューエスト・モデルは好きだったけど、ソウルフラワーユニオンがいまいちピンと来ない時期だった。
だから、「満月の夕」だけでなく、アイルランド志向に関してもヒートウェイヴ経由でその魅力を知り、ソウルフラワーユニオンを見直した、再発見したという順番だった。
ヒートウェイヴのソニー時代がレコード会社ともめて廃盤になったままなのが本当に悲しい。

2009/08/23

イン・スルー・ジ・アウト・ドア: レッド・ツェッペリン


ここ何日かのマイブームはLed Zeppelin。無性に聴きたくなって、CDをiTunesに入れたり、持っていないものは図書館から借りてきたり。
ツェッペリンの良さが解ったのは、大学生の頃にリチャード・トンプソン経由でフェアポート・コンベンションにハマって、そこからツェッペリンを再発見したという形だ。要するにフォーキー、トラッドといった側面から入ったので、マッチョなハードロックバンドのイメージのままだったら、永遠に聴くことはなかったかも知れない。
この「In Through The Out Door」はジョン・ボーナムの死の直前、ハードロックから脱却した時期の作品で地味な扱いだけど、シンセの多様も様々な音楽のリズムの吸収も、ファンキーでグルーブ感あるサウンドで統一されていて、これ今でも踊れる音だ。
みんな多様な音楽性やシンセの導入を進めた70年代だけど、ジャズ、フュージョン、ファンク系でなくて、ロックバンドでこれだけグルーブにこだわっていたのは、意外といなかったんじゃないかと思う。