先週、久しぶりに芝居を観に行った。
井上ひさし作「人間合格」。
セリフの面白さに全編笑いつつも、最後はなんとももの悲しいな。
「人間失格」等、自虐的な作風で知られる太宰治の青春時代の姿を借りて、その文学では語られない友情を描く。親友達との出会い。太平洋戦争を挟んでのそれぞれの生き様。そして親友との別れ。青春時代の終わり。最後はひとりぼっちになるけど、君の人生は充分に「人間合格」だよって、胸締め付けられる作品だった。
ほとんど狂言回しである太宰役の岡本健一は、とても繊細で美しく演じていてステキだと思った。ジャニーズ元男闘呼組侮りがたし。
僕は「人間合格」出来るのかな?無理だろうな・・・。
----------------
Now playing:
The Doobie Brothers - Clear As The Driven Snowvia
FoxyTunes